もんげー!!ぱんだり(@pandaryman)じゃけぇ!
今日も読んで頂き、ありがとうございます。
写真をやっていると結婚式の写真を頼まれることがありますよね?
「とにかく安くあげたい」とか「〇〇さんだから撮ってほしい」とか、依頼主の思惑はいろいろあると思います。
それでも撮ってあげたい想いは素人カメラマンとしては当然のものでしょうね。
僕もそこから婚礼の楽しさを知っていった人間です。
今は世の中では「素人は結婚式の写真撮影は受けるべきではない」という情報が多く出回っています。
僕自身も、正直そう思いますし、むしろ知り合いであればあるほど、他所の会場には行きたくないと思っています。
それでも、不幸にも(?)引き受けざるを得なかった方々へ、少しでも参考になればとまとめることにしました。
興味のある方は読んでやってください。
「どんだけのカメラマンか知らないけど、お前の自分語りなんて聞きたくねぇよ」って方はスルーして頂いた方が精神衛生上良いかと思います。
ぱんだりは”元”婚礼屋ですが、現役ではありません。
そして、各会場さんやカメラマンさんそれぞれの流儀があることも知っています。
それらを否定するつもりは一切なく、
これは”ぱんだりなりの経験則でしかない”程度に受け取って頂けると助かります。
また、サンプルを出したかったのですが諸般の事情で出せる写真がほとんどありません。
ごめんなさい。
今回のお話と今後のお話
今回は、ぱんだり自身のお話と、精神論(マナーの部分)的なお話です。
それは別にいらないって方は、以下のお話へ飛んで頂けると良いかと思います。
結婚式の写真を撮ることになった素人カメラマンが 知っておくと良いこと ~2.進行表確認編~
結婚式の写真を撮ることになった素人カメラマンが 知っておくと良いこと ~3.当日編~
※全3回でまとめております
はじめに:ぱんだりのお話
さてさて、ぱんだりは”元”婚礼屋です。
写真は、趣味で好きでしたが、前途のように友人に頼まれたりで撮影していくうちに楽しくなっていました。
また、大学時代は、卒業アルバム会社で撮影スタッフをしていただけに「記録写真」への抵抗もありませんでした。
そんな僕がIT企業を退職し、ニートをしていく中で試しに面接を受けてみたのが某結婚式場。
あれよあれよという間に試験的に採用され、そこから数か月間は下積みで「撮影しても1枚もアルバムに使用されない日々(当たり前)」が続きました。
そして、いつしか独り立ちすることになり、そこからはプレッシャーの連続。
そして、ついに諦めがついてしまったわけです。
僕は写真がうまくないし、うまくなれない
そんなこんなで結婚式場を退職したので、僕は、”元”婚礼屋です。
その後、紆余曲折あって、とあるホテルの婚礼カメラマンを、ある意味”副業”として、孫請けでやってます。たまに、ですが。
こんな僕の写真でも喜んでくれる方がいるようで、ありがたいことに非常に重宝されているようです。
どこまでがリップサービスかはわかりませんが、お仕事を仲介してくれている業者さんからは「ぱんだりさん、人気なんですよ」といわれ、キャプテンからは「おー、来てくれたかー。しばらく会わないから嫌われたかと思ったよー」といわれ、支配人からは大切な娘さんのお式でご指名を頂いたりしております。
たまーに、そのホテルの口コミサイトを見ると、撮影したお客さんから僕への感謝が書かれていて照れくさくなったりします。
本当に感謝です。
僕は写真が上手ではないです。
胸を張っていえることではないですが、胸をはっていいます。
僕は写真が上手ではないです。
それでも、こうして喜んで頂けているのは、きっと僕のスタンスによる部分もあるのかな、と自己分析してみたり。
僕なりにいろいろと失敗してきましたし、始まりは「結婚式で写真を撮って欲しい」という友人の依頼からこの世界の楽しみにはまった人間なので、今時点の僕の考えや僕なりのポイントが誰かのためになればと考えております。
もちろん、これらの内容が全て正しいわけではないです。
むしろ、失敗しない最低ラインくらいのレベルだと思います。
「そんなのあたり前だよ」なんて方もいると思いますし、「いやいやもっとあるだろ」って人もいると思いますが、そういった方は僕なんかより断然上のレベルだと思いますし、現役の方かもしれないので、そういった方はどうぞ生暖かく見守るかスルーして頂けると幸いです。
もし、受けざるをえなくて、プレッシャーに感じている方がいるならば、この記事の内容が少しでも役に立つと嬉しいです。
精神論1:結婚式はドレスを着たコスプレ撮影会ではない
婚礼屋としてお仕事をしている時に、大変お世話になった美容師さんに言われた言葉です。
もちろん、叱責の意味で、です。
今でもお名前を聞くだけで鳥肌が出るほど恐怖しておりますが、写真学校を出たわけでもない僕を育ててくださって本当に感謝しております。
さて、本題ですが、結婚式で一番大切なのは「結婚式」です。
披露宴で一番大事なのは「披露宴」です。
カメラマンのために新郎新婦がコスプレ撮影会を準備してくれているわけではないです。
式・披露宴の進行がもっとも大切 で、それぞれの式場にそれぞれの流儀がある と僕は考えています。
二人のための式 で、その式を円滑にするための流れやルール があるので、カメラマンがどんなに「二人のため」と旗を掲げてもそれが流れやルールを阻害するものであれば、それは認められないと思っています。
自分本位な、特権意識の強いカメラマンが多いとどうしても規制が強くなってしまうんですよね。
実際、僕がいた式場でも、式場内での撮影は立ち上がってもOKでしたが、無法者が何度か出たので式場内での撮影は着席のみに限定されましたしね。
残念ながらプロでもそういう話はあるようで、現在行っているホテルさんでも、滅多にそんなことを言わないプランナーさんが
「○○って業者知ってます?最悪なんですよ、『△△ホテルではこういうやり方だから』って進行をむちゃくちゃにされたんですよ!」って。
かなり腹にすえかねてたんでしょうね、シャドーボクシングしながら悔しそうに言ってました。
まぁ、その姿がなんとなく可愛く見えたわけですが。
だから、依頼された方は、その辺を注意してもらえたらいいと思うんです。
しっかり内容を確認して、マナーの中で二人のためにできることをしたい!ってしてたら、
プランナーさんや他のスタッフもきっと協力してくれると思うんですよ。
※式場さんなりの個性はあると思いますけどね。
精神論2:キーパーソンは大切にしよう
新郎新婦のお二人のために!は当たり前なんですよね。
ただ、そのお二人のために働いているスタッフさんは、たくさんいます。
その中で一番偉いのがカメラマン!
なわけ無いと僕は思ってます。
むしろ、序列では一番下なんじゃないかな。
だからこそ、偉げな態度はご法度なんです。
ただでさえ、「外注:持ち込み」っていうマイナス要素からのスタートなんですから、できるだけZEROでスタートできるようにしなきゃ物事は円滑にすすみません。
・新郎新婦は、お二人と美容師さん・衣裳スタッフさんの「作品」なんです。
・結婚式・披露宴は、ウェディングプランナーさんや司会者さんやその他スタッフと新郎新婦お二人と参加者全員の「作品」なんです。
・それを残すのがカメラマンの「作品」なんです。
円滑に物事を進めることが、良い「作品」作りのコツだと思ってます。
※なんて、これは前途の美容師さんの受け売り(から少し拡張)なんですけどねwww
いろいろ流派はあると思いますが、キーパーソンをまとめてみました。
司会者さん … 司会のお仕事だけ と思われそうですが、実質は進行の調整をする指揮担当
キャプテンさん … 披露宴中、お二人の先頭に立って道案内をしたり、司会者さんと連携して進行の調整をする方(アテンドさんと兼任される場合も有)
介添え(アテンド)さん … お二人に寄り添ってお二人の身の回りの世話をする人。
美容師さん … お二人の着付け・メイク・ヘアメイクをする人。
精神論3:準備9割 当日1割
ストロボは必ず使う。無いなら一番大きいやつを買う。
明るいレンズは1本持っておく
素直にRAWを使う、それに対応できるメモリを確保しておく
随所の根回しは必ず行う
お二人からの依頼であれば、そこから進行表と席次表を手に入れましょう。
当日は、最低でも全員1枚は写っていなくてはいけません。最低条件です。
※これは人の考えによるとは思いますけどね。でも、写ってない人がいるって、さみしくないですか??
そのため、自信がない人、100人クラスの披露宴では、進行にテーブルフォトを入れておいてもらいましょう。
※ラフな全体集合写真で全員の顔を出そうとするのは、経験値も必要で非常にリスキーです。
できるだけ早いタイミングで、お二人からプランナーさんに打診しておいてもらいましょう。
プランナーさんとは、できる限り打ち合わせ(進行を理解させてもらう)をしましょう。
もちろん、下見ができると一番良いです。
遠方であれば仕方ないですが、慣れていない人間が当日に早く来て下見とかは、式場によっては迷惑でしかありません。
1日1組ならまだしも、複数組あったりするときは見れませんし、挙式・披露宴前って、結構バタバタします。そんな時に、下見に来られても正直迷惑なんです。※人によります(笑
※この下見については、また詳しく書きます。
当日までに、できる限りの準備をしておきます。
「行く直前に予備バッテリー入れとけばいいや」ではなく、前日までにしておきましょう!
予備バッテリーがねぇぇぇ!!!(大汗
って、何度なったことか…
いろいろと注意点は、書ききれないくらいにありますが、代表的なところはこんな感じです。
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